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F.CHOPIN
バラード第1番 ト短調 作品23
F.chopin(1810-1849) バラード第1番 ト短調 作品23お知らせ
- テンポ
- Largo ゆるやかに
Moderate 中くらいの速さ
Meno mosso それまでより速く - 拍子
- シンコペーションが多い
- 調性
- ト短調(始まりはナポリの6度)
第2主題:変ホ長調
二回目の第二主題はイ短調のファンファーレに乗って登場する
コーダ前、第一主題からト短調に戻る - 発想用語
- pesante 重々しい
sotto voce 静かに、ささやいて
agitato 少し急ぐかのように
piu animato それまでより活き活きと速く
piu vivo 活発に
scherzando たわむれるように
leggiemente きわめて軽快に
appassionate 熱情的に
Presto con fuoco 火のように、そして急速に - ペダル
- 始まりの二小節は踏みかえない
- 強弱
- スタッカートをアクセント的な意味合いとして用いている箇所が多い
- アゴーギグ
- 第二主題の2回目はfffまでアゴーギグなしで演奏する
- 形式
- ソナタ形式
第一主題が第二主題の後(小節番号85)にさりげなく登場する - 音域
- -
- 指使い
- 5-5-4と指を滑らせるところがある
- 作品解説と曲想
- ショパン25歳、パリへ移住したころの作品。
バラードとは、起源は「物語」を意味するフランス語で、物語的な雰囲気の音楽的作品を指す。
日本でいえば、平家物語を語る琵琶法師の詩吟に相当する。ショパンはポーランドの詩人ミキヴェッチの作品のもとに作曲されたといわれている。
(個人的イメージ)重々しい雰囲気から始まるけれど、第二主題の始まり方がとてもドラマチック。わだかまりが一気に晴れるような、感動的な変化がこの曲の魅力だと思います。