などアクションがあってもいいのではないか等を話合った。
第2部
参加者:沖野さん、濱口さん、松本さん、八木さん、田村さん
寺本さん、福田さん、藤原さん、村上さん、森本
前回のピデアで必要な場面
父死去シーン等を追加した素案をもとに確認のため一通り音読
追加・訂正等あり改めて曲入れ場所を考え直す
その後 実演 ナレーションと演奏(所要時間:22分17秒)
改善点:全体の演奏時間を考えて、八木さんフルで弾くようにした方がいい
メリハリはできているか
今回は演出の件で意見を出し合い
・ピアノの側にナレーションの方、セリフを言う方の席を設けて朗読劇の様にして
はどうか
・セリフを言う方は身振りも付けてみてはどうか
・1部・2部・3部で同一人物でも違う方がセリフを言うこともあるので
ジャケット・ベスト・帽子等の小道具を人物確定に使ってはどうか
・ピアノを弾く方はそれに専念
≪例≫
例えば ツェルニー 1部登場の場合3部の方
2部登場の場合1部の方
3部登場の場合2部の方
ピアノ演奏に差し支えない様な配役にしてはどうか
●課題
次回のpideaが本番前のリハーサルに出来る様「掲示板」を活用し意志の疎通が
図れるようにしたい
プロジェクター使用の場合 挿し絵をどうするか
第3部
司会/濱口さん 筆記/坂本
参加者/二河さん、橋本さん、大矢さん、濱口さん、坂本
1, 濱口さんより、第1部、第2部の状況と当日の演出&今後の流れについて説明をしてもらう。
●当日はナレーションと演奏者の他に登場人物を設定し、演出を加えたカタチで発表する。
1部の登場人物の役は3部から、2部の登場人物の役は1部から、3部の登場人物は2部から選ぶ。
1部の登場人物の演出については1部で考えてくれるので役にあたった方は次回、1部にも参加すること。
●第1部の登場人物役を選出
(今回、出席者が少数でその中でも次回が欠席の方もいた為、2部の方にも応援を頼もうということに
なりました。2部の方で役の指名を受けられた方は申し訳ありませんが、よろしくお願いいたします。)
ベートーヴェン役・・二河さん もしくは 伊藤先生(二河さんの来月の参加が決まれば二河さんに決定)
ゲネリック役・・・・渋下さんもしくは2部の方のどなたか(渋下さんが参加できない場合は2部の方で)
ツェルニー役・・・・伊藤先生もしくは2部の方のどなたか(二河さんが参加できない場合は2部の方で)
ツェルニー父親役・・坂本
2、前回、宿題になっていた物語の台詞を入れるところを担当者が順に発表していき、検討する。
それを加えて濱口さんの方で原稿をまとめていただくことに。
3、各自、順に演奏の練習会を行う。
☆第13回 9月23日 (火・祝)Pidea ツェルニー物語発表会に向けて
・各自、台詞の際にどういう演出をしてもらうか次回までに考えておくことが宿題。
・原稿は花のいろいろで近日中にアップされるので確認しておくこと。
・第1部の役の担当の方は次回第1部にも出席すること。
2014年7月21日
第1部
司会:伊藤
筆記:才木さん
参加者:石倉さん、小林さん、三角さん、田村さん、中嶋さん、西森さん、福田さん、満田さん、村上さん、渡辺さん
10:30開始
◆大まかな流れ
物語の原稿案を詰める→演奏を入れて時間を計測。
◆物語
前回の確認も含めて、アタマから朗読。
細かい部分のチェックをし、さらに前回の続きについても
全員で意見を出し合い、加筆修正
☆印の部分は、濱口さんにニュアンスや意図を確認してから仕上げる。
◆曲
お休みの方を除いても、30分を超えるため
中嶋さんの悲愴2楽章を短くする。
次回、濱口さんに確認のため保留になっている部分をつめる。
第2部
司会:森本さん
筆記:伊藤
参加者:森本さん、松本さん、沖野さん、濱口さん、寺本さん、藤原さん、伊藤
●前回の振り返りと反省、今日の目標
・前回は、濱口さんが作って下さった素案をもとに物語を作り、聴衆者が分かりやすいように「ですます調」にかえた。第2部はツェルニーの青年期で、セリフがなく物語も少なめだったので、必要なシーンを加えていくためにアイデアを出しあった。
※前回のピデアで必要だと思った場面
・ツェルニーの父が病気で倒れる場面
・父が亡くなる場面
・父のお墓の前でツェルニーが一人佇む場面
→そんなツェルニーを見て、クルムフォルツが励ます場面
・母が亡くなり、ツェルニーが天涯孤独になる場面
・クルムフォルツがクレメンティーを引き連れてツェルニーと出逢わす場面
・音楽教育の喜びを見いだす場面
また、それぞれの担当している曲がどの場面に合うかどうか話し合った。
・前回のピデアで話し合った内容をもとに、濱口さんがもう一度物語素案を書いて来てくださったので、それをもとに今回のピデアで物語を完成させる。
・それぞれの曲も、改めて最適なシーンを考える。
●まずは新しい素案の内容を理解するため、音読。
●物語の再構成
・森本さんから
父と母の亡くなる順番が逆になっているので、物語を考えなおす必要がある。
→今回の素案は起承転結になっているので、物語のバランスを考えながら全員で話し合い、作り直した。
・さらに、聴衆者にとって理解しやすくするために言葉を変えた方が良い箇所を話し合い、必要だと思うシーンを付け加えていった。
・前回、クルムフォルツは広島弁を話すキャラクターにしようという案が出たが、改めて物語を読んでみると広島弁でない方が良いという結論になった。
●それぞれ担当する曲を演奏するところ
松本さん(ツェルニー30番より)
ツェルニーが演奏会で成功し、拍手喝采に包まれている場面。物語のセリフに、「ブラボー!!我にかえった私は、拍手喝采の中にいました。」というセリフがあるが、そのセリフは省く。代わりに、松本さんの演奏が終わった後、みんなで「ブラボー!!」と言い、鳴りやまない拍手。松本さんは、ツェルニーを演じる。
山田さん(ツェルニー100番より)
一通の手紙が届き、母が亡くなったことを知る場面。
森本さん(モーツァルトバリエーション1)
母が亡くなり、日増しに悲しみが強まっていく中、クルムフォルツが訪ねてくる場面。
黒川さん(コントルダンス)
ツェルニーとクルムフォルツとの会話のあと、ツェルニーが作曲した曲を弾く場面。
濱口さん&高橋さん(連弾 ツェルニーマーチ)
父が亡くなり、天涯孤独になる場面。
八木さん(ツェルニー24のプレリュードとフーガ プレリュードハ短調)
母だけでなく、父をも失い、墓地で悲しむ場面。
寺本さん&藤原さん(クレメンティー ソナチネ36-2)
クルムフォルツとの会話の場面。
「そう、父さんのだ。さぁ、もう落ち込むのはよすんだ。……」という会話があるが、「そう、父さんのだ。」と同時位のタイミングで演奏し始める。他の場面でナレーションやセリフと演奏が被ることはないが、この場面はあえて被せるのが良いのではないか?次回のピデアでもう一度試してみる。
沖野さん(カールフィリップエマニュエルバッハ12の小品1)
クレメンティーの演奏会に出かけ、父やクルムフォルツ、母と過ごしたことを懐かしく思い、まぶたが熱くなる場面。
●次回のピデアに向けて
・今回のピデアでほぼ物語が完成したので、次回細かい修正を加え、完成させる。
・松本さんの演奏のあと、拍手喝采を浴びるが、その後ツェルニーが音楽家として自立する決意の言葉を述べる場面をつくる。
・父が亡くなる場面のインパクトが弱いので、もう少し印象的な場面にするためのアイデアを考えてくる。
※第2部の中で、ツェルニー物語の当日、物語を読む人を一人にするのか。それともナレーションと配役を固定するのか。私たちは物語を知っているが、初めて聞くお客様は内容を知らないので、固定した方が分かりやすいのではないだろうか?
という意見がでました。
是非、第1部、第3部でも話し合って見てください。
第3部
参加者:伊藤、大矢さん、坂本さん、橋本さん、二河さん、古川さん、竹山さん
●内容
・物語を初めから読んでいき、文章を「です」「ます」調にそろえる。
また、聞く人にとってわかりやすい言葉に文章をかえていく。
・物語を膨らますのに、もともとある文章からの付け加えを行う。
・演奏時間に比べてナレーションが少ないため、具体的な場面を現す会話シーンを考える。
・演奏する場所を、演奏する間隔と文章のつながり等を再度確認し調整を行う。
○文章を付け加えた場所
・壮年期
リストがツェルニーに演奏を聞かせるシーンのナレーション
→出会ったころのリストは当時まだ8歳の少年だった。彼の演奏はひどくでたらめのものでした。
ツェルニーがリストへの指導とその思い
・エピローグ(文冒頭の追加修正)
→別れを告げた母や父だけでなく、ついには、息子のように愛したフランツも私の元をはなれました。
天涯孤独が私を包み込む・・・。まるで私一人が取り残されたかのように。
●実演
ナレーションと演奏 (所要時間:21分56秒)
●会話挿入
・ツェルニーとリストの出会う場面
→リストの父親がかなり強引にツェルニーに息子を見てもらうように頼み込む。
最初、ツェルニーは横柄な態度で断るが、父親の根気に負け頼みを受けることにした。
(ピディア内で具体的な会話内容はできている。)
・ツェルニーとリストのレッスンシーン(初期の頃)
→才能を伸ばすためのやさしい指導。
かつてチェルニーと父の会話を思い起こさせる感じ
・ツェルニーとリストのレッスンシーン(中期ごろ?)
→より才能を開花させるための本格的なレッスンで厳しい指導。
「無償で教育し、楽譜を買い与えたのだ」を会話シーンでにおわせる
・リストがチェルニーの元を離れるシーン
→ツェルニー自身この部分は具体的なエピソードを残していないので創作要
リスト父は息子をさらなる飛躍をさせたく、ツェルニーに申し出る。
(リストはまだこの時ツェルニーの元で学びたいと思いがある?)
公演成功後の名声を得た後、リスト本人もついにチェルニーの元に別れをつげにくる場面。
そのときの、ツェルニーの思いも入れる(?)
◎課題
・具体的な会話シーンを演奏担当者が考える。
・今あるナレーションに会話文を付け足し、演奏する曲とのバランスを考える。
・演奏前の行動でその場面の雰囲気を表す(演奏前の登場の仕方など)方法などを考える
2014年6月29日
第1部
司会:西森さん
筆記:伊藤さん
参加者:三角さん、片岡さん、荒木さん、西森さん、渡辺さん
●まずは物語を一通り音読する。
●それぞれが担当している曲は物語のどこに入れるのがふさわしいか、アイデアを出す。
・その曲のイメージはどのようなものか。また長調なのか短調なのかなど、色々な視点からみて考える。
ex)ベートーベンの悲愴は、1970年頃までは続けて演奏するのではなく、第1楽章、第2楽章、第3楽章と分けて演奏されていた。なので、続けて演奏しなくても物語を間に挟んで分けて演奏してもいいのではないか?
●それぞれの曲をどこの箇所で弾くかを決めた後、実際に演奏をしながら物語を一通り読む。
・再度、それぞれの曲がふさわしい箇所に入っているか話し合い、必要であれば変える。
・トータル55分かかった
●第一部だけで30分前後になるように、曲を短く編曲する。
(第一部~第三部まで、各部ごとに約30分になるようにする予定)
→曲を短くする際、誰もが聞いて美しいと思う、かっこいいところではなく、あえて曲の途中で始まり曲の途中で終わるのも乙ではないか?
完璧ではなく、この先に何があるのだろうと感じさせる。
●濱口さんが作って下さった物語を元に、自分たちのイメージなどを付け加えていく。また、聞いていて分かりやすい文章にするために「ですます調」にし、あったら良いと思うセリフも付け加えていく。さらに、それぞれの登場人物のキャラクター設定をする。(第一部ではゲリネックは大阪弁という設定になった)
ex)父、ヴェンツェル・ツェルニーは、優れた美声の持ち主であった。→お父さんは、とても良い歌手でもありました。
※今回のPideaでは、ゲリネックと父の会話の場面まで物語を作り終えたので、次回はその続きの文章を考えます。
第2部
第3部
参加者
伊藤さん、大矢さん、坂本さん、渋下さん、田村さん、橋本さん、福田さん、二河さん
小林さん(1部に参加できなかったため、3部に参加)、村上さん(筆記)
内容
朗読(壮年期~エピローグまで)
一人1段落ずつ音読し、物語の流れを理解する。同時に自分の曲がどの場面にふさわしいかをイメージしておく。
曲順決め
課題曲のさわり部分を弾き、物語中の場面に当てはめていく。実際に作曲された年代や作曲家名にこだわるのではなく、曲の雰囲気で最も相応しい場面を探す。
田村さん・福田さん・村上さん(ツェルニー:quiet thought)
3部では無く、1部の最初に序曲として演奏。
坂本さん(リスト:パガニーニエチュード)
技巧的な曲。「ピアノの魔術師」として印象付けるのにちょうど良い曲。
二河さん(自作曲 BACHのテーマによる即興演奏)
ツェルニーが最初に聴いたリストの演奏を表現(リストは9歳くらい)
大矢さん(リスト:コンソレーション第2番)
ツェルニーがリストの才能に気付き、指導者としての心を躍らせる場面。
渋下さん(ベートーベン:エリーゼのために)
ツェルニーがリストを幼き日の自分と重ね合わせながら指導する場面。
橋本さん(リスト:エレジー)
ツェルニーの下で指導を受け、作曲者の精神を表現するようになっていた場面。
古川さん(ブルグミュラー:別れ)
音楽家として更なる飛躍を求めたリスト父子が、ツェルニーのもとを離れる場面。
竹山さん(ツェルニー:ロンディーノ)
父母、リストが自分の下から旅立ち、天涯孤独になってしまった場面。
伊藤さん(ツェルニー:エチュードメロディーユーズド)
エピローグで過去を回想し、自分の曲が聞こえてくる場面。
物語を読みながら全曲通しで演奏し、全体の調整を行う。
・物語の印象が薄れてしまわないよう、長すぎる曲は短縮する。
・3部全体で30分に収める。
次回への課題
・自分が担当する部分をどう見せるか(台詞等)を考えてくる。物語の前後とスムーズに繋がるよう、前後の担当者と相談して調整すること。
・ナレーションは「~です、ます調」、リストのセリフは博多弁で統一するよう注意すること。
・田村さん・福田さん、村上さんは次回のPIDEAでは1部に参加。
2014年4月27日
第1部
総指揮/中嶋プロデューサー 筆記/坂本
参加者/沖野さん、寺本さん、楠田さん、才木さん、藤原さん、森本さん、濱口さん、竹山さん、
渋下さん、中嶋さん、坂本
1. 当日の席の配置をシュミレーション。
動線がスムーズになるよう、後2列を演奏者の席とし、
ナレーションと演奏のタイミングを計りながら1回目の演奏を行う。
2. 演奏後、中嶋プロデューサー、山本先生からアドバイスをいただく。
●アルパカ(沖野さん、寺本さんピアノ連弾 楠田さん、れんなちゃん、りんりんちゃん合奏)
・できればテンポをもう少し早めて明るくはずむ感じを出したい。
・れんなちゃんとりんりんちゃんがはずむ動きをつけてアルパカが動いているように演出する。
●鳥の取り合い(寺本さん)
・よく表現されている。ペダルを踏む箇所も、的確でよかった。
●草原の馬(藤原さん、才木さん)
・二人の合わせを初めて聞いてみて綺麗で感動!
・たくましく馬と走るのナレーションの後なので
最初を少し大きめのダイナミックで少しテンポをあげる。
●とんびの回遊(森本さん)
・曲のイメージがよくでている。
・演奏をやり直す際に言葉を発しないように。
●大海原(坂本)
・メロディーをもう少したたせてみる。
●森の舞曲(濱口さん、竹山さん)
・舞曲らしく強弱をもう少しつけて踊っているように。
●アラビアの街並み(渋下さん)
・弾き直す前のスタッカートの表現の方がよかった。
3. アドバイスを受けて2回目の演奏。中嶋プロデューサーより再びアドバイスをいただく。
●草原の馬
・テンポの変わるところのセカンドの入りを強くして雰囲気を出す。
●森の舞曲
・最初、もう少しテンポを上げて踊りのイメージを出す。
●アラビアの街並み
・へびのニョロニョロ感のイメージでねばった弾き方をしてみては。
4. 秋のふるさと合唱
●伊藤先生のピアノ伴奏で3番までの歌詞を合唱。
●中嶋プロデューサーの感想&アドバイス。
・小林さん作詩の言葉がどれも厳選されていてすばらしい!
言葉の意味をちゃんと辞書で調べたい。(笑)
・小節番号13~14の「なつかしいふるさと」の箇所を
思いを込めて大きく歌ってほしい。
●歌いにくい箇所は?
・3番の8小節目のひびきの歌詞で音程がとりにくい。
→「び」と「き」は同じ音程で歌う。
●歌詞の分からないところ。(意味をきちんと理解して歌おう!)
Q「さ夜中」とはどういう意味?
A →小夜中と書くことが判明。万葉集で使われている言葉。真夜中の意味。
Q「心なき身」とはどういう意味?
A →俗世間を離れた身(万葉集の和歌に出てくる意味では出家している身をさす)
Q「鹿」は「か」と読んでいいの?
A →万葉集では「か」と読みます。
●れんなちゃんの名指揮で再度、3回合唱。
5. 2組目の方と席移動のシュミレーションを行う。
☆第9回5月6日(火)ピデア「ソラルーラの青い空発表会」に向けて
・各人パートの曲を本日のアドバイスを受けて最終調整をする。
・演奏の移動がスムーズに進行できるか、当日、再度確認をする。
第2部
まず、物語の朗読をしてもらいながら流れに沿って通し練習。
1回目の演奏後に中嶋総合プロデューサーより、それぞれの曲に対して気のついたところやイメー
ジを聞き、アドバイスを活かして再度通し練習をした。
前回出た課題として、
前後の曲の強弱や速度も考慮して自分の曲のテンポなどに変化をつけるほうがいいのでは?とい
う話をしたが、この組の曲に関してはわりとゆっくりなイメージの曲が多いので、少しイメージ
を優先して演奏しようという事に。また、曲によっては軽やかに弾くことで変化をつけると良い
のでは、と。
作曲された中嶋さんのそれぞれの曲に対するイメージを伺う事ができ、とても参考になりました。
演奏者の席移動をスムーズに行うために、ピアノの近くに待機用の椅子を置いておき、弾く直前
ではなく前の演奏者がいるうちに待機しておくことにした。
また一幕終了ごとに各組まとまった移動を…と言っていたが、固定にしても良いのではという事
に。お客様には最前列に座っていただく。
西森さんが作ってくれたステンドグラスを試して電気の明るさの調節や点ける場所の確認などを
行い、最後に「秋のふるさと」の合唱を行った。
第3部
1,席の確認
2,1回目リハーサル
3,中嶋さん&山本先生から
秋のふるさと
入り、クレッシェンドを気にする
11月のワルツ
ワルツ感をだす・強拍 弱拍の違いをつける
星のまばたき
星の静かな感じをイメージする
冬の雨
右手のフレージングを気にする
雨露のともしび
間をもたす・ためる
たそがれ
長調 短調の不安定感をだす
切ない思い
入りがいいと思う
空
そのままでOK
雪解けのせせらぎ
もうちょっと軽めに
みんなへのありがとう
スクリーンを消す
4,1回目の反省
問題点
星のまばたき・冬の雨・みんなへのありがとうの時、照明が無いので弾けない
解決策
iPhoneの光で照らす
注意!
演奏者の顔にあてない
プラネタリウムの方に光をもらさない
譜面と鍵盤をみえやすく
5,中嶋さん&山本先生からの注意点と反省を踏まえて2回目リハーサル
6,秋のふるさと合唱
歌ってみて、山本先生から
母音をだす
(例)はるなつあきふゆ
↓
はるなつあきふぅゆ
「ひびき」のリズムに気をつけて
これらに気をつけて2回合唱
2014年3月23日
第1部 司会:渋下 筆記:曽山
一通りナレーションも含め通し⇒(物語を読み進めながら)
1.アルパカ
今回初めて合わす相手の音を聞きながらリズムをとるのが難しい。
テンポはこのままでOK!
りんご:だんだん音が大きくなる感じがいい。
2.鳥の取り合い
気の弱い子。強気のアルパカ。二頭の違いをもう少しだしたい。
3.草原の馬
アンダンテが難しい。同じメロディーが三回出てくるので同じにならないように、いろいろ試してみたい。
4.とんびの回遊
淡路島でのとんびを思い出しながら。雄大に弾くことを目標とする。地上からとんびの目線に変わるところも考える。
5.海賊船
海賊の戦っているシーンなので、波のうねりを意識。
音をはずさないようにするのに意識をとられた。後半死体が浮いてる感じ。
6.森の舞曲
速度は55~60。又はもう少し速く!
曲のイメージ、ストーリーに合わせて強弱、テンポを自分たちで考える。
(妖精として、みんなでダンスをしては?!という意見も。)
7.東洋の街並み
タイトルがアラビアの街並みで場所を調べてみた。⇒イスラムの西アジア。異国感をだしたい。またテンポを上げるのも課題。
8.雪解けのせせらぎ
最初、少しずつ雪が溶けていくが、短調のところではまだすごい積もっていっている。しかし、最後には綺麗に溶けて川となり水が注ぐ感じをイメージ。
左手が水の動きを表しているところがポイント。(16分音符)
9.風のささやき
ジブリの風の谷のナウシカをイメージ。その時の気分で風を感じながら、テンポを作っていければよいなあ。又、話の導入であることも意識して弾く。
日々の練習での工夫は?
デュオの場合、自分のペースになってしまうので、メトロノームなどを使い、常に相手の旋律を意識する。
テンポを大切にする。パート練習を行ったり、いつも間違える箇所をとりだして弾く。
☆一つのストーリーとしてそれぞれの曲があるので、前後でストーリーの流れがよくなるように、曲と曲をすり合わせてみてはどうか?
(例)大海原⇒森の舞曲
曲と曲とのメリハリをつけるために、大海原で激しい分、森の舞曲での始まりは小さく始める。また終わり方を短くする、など。
風のささやき
(話の導入であり静かに始まる)
↓
アルパカ
(賑やかな感じが、ストーリーに入る!という感じでおもしろいのでそこままで)
↓
鳥の取り合い
(アルパカの雰囲気を残しつつ、喧嘩の様子を表す。可愛さは残したい)
↓
草原の馬
(ここで雰囲気が変わる。アレグレット、穏やかに始まって途中からスピードアップ。最後はアンダンテで馬の感じが消えていくようにし....)
↓
とんびの回遊
(目線が変わってトンビ登場!
だんだん円形になって空にあがっていく感じを出すのに、食いぎみな出だしでスタート。全音符のところのテンポを変え、余韻が残るように終わらせるのはどうか?)
↓
海賊船
(「海賊船ダー」でバー ンと曲に入る。最後は消えていく感じで。)
↓
アラビアの街並み
(テンポアップを心がけ、最後はゆっくりと余韻を残したい!)
次回への課題
流れを再確認し、イスの並べ方も含めスムーズに進めることを目標とする!
第2部 司会:小林 筆記:福田
■参加者:伊藤先生、月尾さん、山田さん、渡辺さん、八木さん、三角さん、大矢さん、小林さん、福田さん
■テーマ:「自然」「感情」「思想」を演奏に取り入れ、客観的に演奏を聴き作品に対する理解を深める
《前半》自分なりの作品に対する考えを述べ、演奏。
その後、実際にナレーションと絵を挿入し再度演奏。
《後半》ナレーションと絵を挿入し、通しで演奏。
演奏順に待機。タイミングを図って演奏を入れ替わり、シュミレーションを行う。
●月尾さん:『パンを焼こう』
•カノンが子どもから大人の女性に変わった区切りの場面の1曲目
•優雅なワルツ→パンを焼き慣れている/穏やかで爽やかな気持ち
•8分音符の動きがあるところはパン作りの作業をイメージ
•最後のフェルマータでパンがふんわり焼きあがった様子を表現
●山田さん:『二人の時間』
•2人の出会い/馴れ初めのシーン
•季節は春
•初々しさやときめき、幸せをイメージ
↑ミスタッチがあっても、初対面の2人のぎこちなさとしてイメージできる
●渡辺さん:『いちょう並木』
•御堂筋のいちょう並木を歩いているところを想像
•課題は左手の和音(もう少し早く弾くべきか?)
↑遅めのテンポの方が雰囲気が出るのでは?
●八木さん:『庭の光』
•2人のお決まりの場所(教会の中の小さな庭)
•付き合い始めの2人の初々しさ/明るく希望に満ちた2人を表現
•途中で転調し雰囲気が変わり、盛り上がる(特にラストの跳躍の部分)
●三角さん:『お菓子のおしゃべり』
•最初の部分はハ長調でメルヘンな感じ
•途中で転調し雰囲気が変わる部分のイメージを掴みかねている
↑柔らかいお菓子と固いお菓子、パンケーキとチョコレートなど、違う種類のお菓子がしゃべっている、とイメージしてみては?
●大矢さん/福田:『石の回廊』
•教会の礼拝堂につながる石造りの回廊=バロックの荘厳なイメージ
•長調で荘厳さ、短調で大人に成長した2人をイメージ
•課題は次回までに合わせ練習をしてタイミングを合わせること
●伊藤先生:『ロマンス』
•この曲を弾き始めたばかりの頃は、しとしと降る雨(孤独感・不安)→虹が架かる(楽しみ・期待・喜び)をイメージ
•練習をしていくうちに「自然」を感じるようになり、視野が広がり解釈に変化
☆王 羲之(※1)が曲水の宴(※2)で即興で作った書・『蘭亭序』を紹介
『後之視今亦由今之視昔。悲夫。故列叙時人、録其所述。
雖世殊事異所以興懷其致一也。後之攬者亦將有感於斯文。』
〈意味:後世の人が、私たちが催す蘭亭の集いの記録を見るのは、それはまたやはり、私たちが昔の人の文を見て感動するようなものであるに違いない。それは極めて悲しいことでもある。そういうわけで、私はここに参集なさった人々の名を列挙し、皆が作詩したものをここに記録する。世の中が変わり、事物が異なることになったとしても、人が感動する所以は、決して変わるものではない。後世、この集いの記録を見る者は、間違いなく、この文に感動してくれるに違いない。〉
•羲之は、人の感情や物事は常に変化するものだが、変わらないものもあり、自然を見て美しいと思う気持ち宇宙や生命を素晴らしいと感じる心は、時代や物事が変化しても変わることのない普遍的な気持ちであると感じていた。
↑現代に生きる私たちは、Pideaでの学びや気付きを記録し残すことで、後世に伝えることができる
•『蘭亭序』は宴の場で酔って書かれたもの。羲之は何度か清書を試みたが、結局はその時の書が一番いい出来で、「いいものを書こう」と意図するのではなく、その時に感じたままに書く方が結果的にはいいものが生まれるのだと悟った。
↑演奏をする時も「ここをこうしよう」と思うのではなく、その時に感じたように演奏をしたらいいのではないか、毎回違った演奏でもいいのではないか、と思うようになった。
※1:中国・東晋の時代の書家であり政治家であった人物
※2:水の流れのある庭園などでその流れのふちに出席者が座り、流れてくる盃が自分の前を通り過ぎるまでに詩歌を詠み、盃の酒を飲んで次へ流し、別堂でその詩歌を披講するという行事
●小林さん:『秋のふるさと』
•初めてこの曲を聴いた時に、紀貫之の和歌を思い出した
☆紀貫之の和歌を紹介
『見る人も なくて散りぬる 奥山の 紅葉は 夜の錦なりけり』(古今和歌集)
〈意味:見に来る人もいないままで散ってしまう奥山の紅葉は、まるで夜に錦の衣装を着ているようなもので、せっかくの美しさがもったいないことだなあ〉
↑中国の故事で項羽の『富貴にして故郷に帰らざるは錦を著(き)て夜行くが如し』に由来
〈意味:せっかく出世をしても、故郷に帰ってその立派な姿を見てもらえなければもったいないことだ〉
•中嶋さんが作曲したこの素晴らしい曲も、知っているのはこのPideaのメンバーだけなので、もったいないと思う。
•以前、琵琶湖の水面から上がる月を見て感動したことがある。そんな9月10月の秋の月明かりをイメージして、曲に合う詩を作ってみた。
☆『秋のふるさと』の歌詞の紹介
♪春夏秋冬 季節巡りて
今宵も美しい 秋の月明かり
懐かしい故郷 いつか帰ろう♪
↑3番まで歌詞を作って合唱の曲にするのはどうか?
•曲の弾き始めをどうするかについて悩んでいたが、伊藤先生の「その時に感じたように弾く」というのを聞いて得心した
★注:漢詩・和歌の本文及び現代語訳は、他グループのみなさまに内容が伝わるよう、調べたものを転載しています
■課題①:(第1グループで話し合われた課題を受けて)話の内容や前後の曲とのバランスを考慮し、演奏する曲のテンポを考えた方がいいのではないか
•全体的にスローテンポの曲が多い
↑速く弾いても表現が損なわれないのであれば、アップテンポの曲を組み込んだ方がメリハリがつくのでは?
例えば・・・
•『パンを焼こう』『二人の時間』は同じ場面なので、『二人の時間』のテンポをあげてみる
•『いちょう並木』『庭の光』は速く弾くタイプの曲ではないので、ゆったりしたテンポで合わせる
•『お菓子のおしゃべり』は前のゆったりとした曲にスパイスを効かせるテンポで
■課題②:次回の合同練習では、実際に人数分の椅子を並べ、会場も本番と同じように設営し、演奏の入れ替えがスムーズにできるかどうかをシュミレーションした方が良いのではないか
(参加者が多いため、この会場の広さでスムーズな進行ができるかどうかの懸念がある)
■次回Pidea:4/27(日) 10:30~開催
第3部 司会:田村 筆記:高橋
〈一通り目〉
各自の曲を弾いた後、曲に対してのイメージや思いを発表。
・11月のワルツ
テーマ:
→明るく弾く
・星のまばたき
テーマ:草原で見えるようないっぱいの星を表現
→1オクターブ上で弾いて、小さな星が見えるようなキラキラしてるイメージ
→BGMになるように
・冬の雨
テーマ:キラキラしているような感じを出し、次の曲に向けてトーンを落とす
→暗い、冷たい、寂しいけどきれいに見える
→暖かい家の中から雨を見ている
→センチメンタルな気持ち
→雨の音を表しているレを強弱つけて表現する
・雨露のともしび
テーマ:前の曲の雰囲気を引き継いで、途中をフォルテでゆっくり弾いてみる
→前の曲まで暗い感じが続いたので、この曲では、暗い感じを残しつつも前に比べて明るく弾く
・たそがれ
テーマ:激しめなフォルテから、憂鬱な心情を出してみる
→広い場所で考えているような情景
→♯がついている所では明るくなるので、フォルテで希望の光を表現する
→後につなげるように暗くゆっくり終わる
・切ない想い
テーマ:強弱、のばしたり短くしたりテンポを変える。2人の切ない想いが伝わるようにする
→楽しかったことの回想シーンを明るめにする
→最後の悲しみをフォルテで盛り上げる
・空
テーマ:ストーリー、セリフを確認して、詩がのっている感じにする。聞かせどころを確認して、強弱をつける。
→即興で、その場の雰囲気で変える
→さわやかなイメージ
→暗めの曲と思っていたが、ストーリーと前の曲の繋がりから明るくてもいいという意見
〈二通り目〉
物語を進めながら、通して弾いた
〈次回までの課題〉
・中嶋さんの要望があると思うので、要望を取り入れつつ、自分の意見も言えるように準備しておく(楽譜にいろいろ書き込んでおく)。
・前後の曲を意識して練習する
・ストーリーを頭に入れる
・オリジナル性を高める。(自分なりのアレンジをしてみる)
2014年2月23日
第1部 司会:坂本 筆記:寺本
<合唱>
・発声練習
★高い声を出すコツ:高いと思わず脳をだます。重心を下げるつもりで。
・パート分け
・各パートごとにピアノに合わせて練習
・2パートずつ組み合わせて練習
・全パート合わせて練習
・各自用意してきた伴奏を弾き、他のメンバーで合唱
<まとめ>
・自分の音域がこれまで思っていたのとちがうかもしれないと感じた。
・楽譜を見て音程が読めると歌いやすいし、ピアノも弾きやすい。
ソルフェージュのつもりで取り入れると良いのでは。
→ソルフェージュをレッスンでやってみる。初見でゆっくり歌っている。
ピアノが弾きやすくなるので、これを機に活用をオススメ。
・メロディしか知らなかったが、歌詞を見て良い内容だと思った。訴えかけるものがあると感じた。
・大きな声を出そうと思うと、背筋が伸びる。体幹が整い気持ちが良いと感じた。
普段大きな声を出せないが、出すことができて気持ちが良かった。
・楽譜を読むとき、耳から音を取っている。楽譜を読んで弾くのが難しいと感じた。
・同じパートは近くで歌うと歌いやすいと思った。
パートが分かれるところの音程が取れないと歌えなくなってしまう。
・ピアノはいくらでも続けて弾けるが、歌は息が足りなくなる。
息継ぎをどこでするか、どこからどこまで一息で歌うか、考えておかないといけない。
これがフレーズ感につながっていくのでは。
・久々に歌うことができて楽しかった。有名な歌だけにソプラノに釣られてしまう。
・4声の合唱は初めて。聞きなれているソプラノに釣られてしった。
・ベースの耳慣れないメロディを歌ったが、他のパートに釣られてしまう。
相当練習しないと、ピアノと同じで自分に入ってこないと感じた。
・アルトを歌ったが、やはりソプラノに釣られてしまう。
・各声部はよくわからないメロディかもしれないが、全パート合わせるときれいだと感じた。
ピアノでも4声を分けて弾く練習をしている。他のパートも歌ってみたいと思った。
・自分のパートの音を覚えるにはどうすればよいのか?
第2部 司会:二河 筆記:森本
(1)参加者が演奏時に意識した内容
①演奏者が感じる曲のイメージ
②今後の取り組み方や課題
1.「風のささやき」
①草原の中 柔らかい風
②拍子が変わる 4分の3拍 → 4分の4拍 詩を思い浮かべて弾いてみる
2.「アルパカ」
①和み、他楽器と共演する楽しさを表現したい
②カウベルをたたく位置で音が変わる、振付!する?しない?
3.「鳥の取り合い」
①アルパカが鳥を取り合ってじゃれあっている、最後は皆仲良く
②同音連打のきれいな弾き方、2匹のアルパカの性格が出せるといい
4.「草原の馬」
①のどかに草を食べているのではなく走っている馬
②デュオの気持ちの持ち方
・細部の表現はそれぞれだが曲のイメージは一致させた方がいい
・意見を出し合いすり合わせていく
5.「とんびの回遊」
①とんびがまとまって帰ってゆく夕方のイメージ
②左手メロディ反復練習 、強弱・速度を変えることで飛んでいる様を表現したい
6.「大海原」
①険しい波 船をこいでいる、アルバムの中でも波的な存在
②波を感じる様な弾き方
7.「森の舞曲」
①Aさん:森の奥暗い霧 明りがやっと見えステップを踏む
Bさん:小鹿が森の中でじゃれあっている
②ピアノ連弾 鍵盤の位置の確認が必要
・相手のメロディが頭に入っていない
・あやふやな箇所を作らない
・2人で音を作り上げていく イメージ・テンポの響作
8.「アラビアの街並」
①中東 砂漠のイメージ
②普段聞かない音階なので、左手のリズムと右手をうまく合わせるようにしたい
11.「いちょう並木」
①秋 都会独特な並木(御堂筋)
②テンポをあげて 左手の和音4音をしっかり弾く
12.「庭の光」
①小さい庭 木が生い茂っている、朝陽が登りだんだん明るくなり庭全体が光に包まれる
②短い曲なので変化をどう表現するか
13.「お菓子のおしゃべり」
①リズミカル・明るい軽快な曲
②へ音記号以降難しい
14.「石の回廊」
①バロック色バイオリンソナタ、古都のイメージ 心地よさ
②弓の移動も伴いスラーで弾きたいが音がぶちぶち途切れる
15.「ロマンス」
①曲が始まる前 暗い空の雨の中でなんでこうなったんだろう
曲が始まり 若干光が射し虹が出、前向きな気持ち
②イメージ・意図等を持ち曲に取り組む
16.「秋のふるさと」
①田舎の秋 夕陽
「見る人もなくて散りぬる奥山のもみぢは夜の錦なりけり」(古今集秋歌下 紀貫之)
②音の際立ちの追及
20.「雨露のともしび」
①雨露が光にあたってきれい、途中雰囲気が変わり悲しい、突然の嵐が終わりきれいな雨露
ともしびの意味:明りにするためにともした火
②雨露の感じにやさしく柔らかく弾く
22.「切ない想い」
①哀愁漂う切ない思いを感じられる
②間や延ばすところで哀愁を表現したい
23.「空」
①自然 無限なイメージ
②一つ一つの音の長さ・リズム・テンポ自由に
(2)工夫や試み・目的
・自身のイメージに合わせ、音楽を楽しむと言う意味のアレンジを部分々で
(テンポを変えたり)やってみる
・物語の流れに添うかどうかの確認
・司会者から:楽譜を通して中嶋さんと話をする みたいな・・・
(3)次回のPidea:3月23日(日) での実践・課題
・本番を想定した曲と曲の間やつなぎの練習が必要
第3部 司会:黒川 筆記:石倉
司会より 「男性陣が指揮、ピアノ伴奏を担当。最初に各パートをしてから全員で合わせる。」
学びの時間
指揮:濱口さん 伴奏:小林さん
パート練習
ソプラノ1回
アルト1回、ソプラノを入れて2回
テナー2回
アルト1回
バス2回
ソプラノとバス1回
ソプラノとアルト1回
ソプラノとテナー1回
ソプラノとバス1回
全員で1番
続けて2番、3番
(・・・バイオリンの音があって助かった!)
交代
指揮:小林さん 伴奏:三角さん、渋下さん
パート練習
ソプラノ1回
アルト1回
テナー1回
バス1回
ソプラノとバス2回
ソプラノとアルト1回
ソプラノとバス2回
全員で1番
指揮者より「9小節目より盛り上げるように歌いましょう!」
・全員で通して歌う
(・・・ピアノ伴奏にペダルを取り入れよう!)
(・・・ピアノの近くだと音が取りやすいかも?)
まとめの時間での会話
司会 「みんなで協力するために男性陣を指揮・伴奏というアイデアを出した」
男性陣「伴奏は弾けるのが前提だろうか?上手に弾けなくても音楽を楽しめたら良い。」
「みんなでタイミングを合わせるのは集中することが必要なので良い経験になった。」
「音楽の流れに合わせるということは、ピアノの「間違えても弾き続ける」ということにも共通するので良い練習になった。
「女性の声に合わせるという合唱の練習をしたらアンサンブルにもつながる。」
「最初は自分のパートで精いっぱいだったが、最後は指揮を見る余裕が出来てきた。」
「今さらながらみんなで一つのことをやるのは楽しい!」
「単調に棒を振るのではなく、ある程度練習すると指揮もできるようになった。」
「それぞれのパートに役割があり、邪魔な音がない。何かが崩れたらみんな崩れる。甘えで何もしないでも調和が乱れる。メロディではない、低い音なりのプレッシャーがあった。」
バイオリン「バイオリンの音は人の声に一番近いので歌と合わせるには良い。」
「自分の音を聞きながらハーモニーを感じる。意識してないと難しい。」
女性陣「男性陣の助け合っている姿・緊張を体験したのが良かった。」
「パートごとに楽しみ方がある。高い声は大きな声じゃないと出ない。低い大きな声はしんどい。声の高さにあった声量があるのでは?」
「小林さんの指揮のダイナミックさがよかった。」
「この時間だけでも色々なことが体験できて学べた。」
山本「とても楽しかった!」
司会「今回は男性陣がたくさん経験したからたくさんの意見が出た。自分が体験すると色々な思いが出てくる。」
体験=学び
2014年1月26日
合同の部:10時30分開始 筆記:濱口
(1)前半グループの課題:どのように演奏を開始するのか?
・開始に戸惑うケース
① 4分の3拍の曲
② ワルツは、冒頭のリズムが崩れやすい
③ 他楽器の演奏終了直後に、演奏を開始する時
④ 冒頭部分のテンポや強弱の変化が激しい時
・開始の方法:演奏前に、曲の明確なイメージを掴んでから演奏を始める
① 演奏者が、指揮者として指揮するイメージで開始
② リズムのイメージを掴めてから開始
③ 曲全体のイメージを、他楽器の演奏中に掴んでおく
④ 冒頭部分の曲調のイメージを掴んでおく
→ アンサンブルでは、
① 曲のイメージを掴むタイミング
② 演奏開始のタイミング
を、事前に打ち合わせておき、タイミングの一致を図る
(2)曲の締め方(終わり方)
・同じフレーズの繰り返しで曲を終わる(:フェード・アウト)は、どうすればよいか?
・ピアノは、減音楽器 → 打鍵後、そのままにしておけば、音が減衰し、自然とフェード・アウト
①加減の締め方
・フレーズの繰り返し回数を決めておく
・どの辺りで、どのくらい、以下の4加減を緩めるか、その配分を決めておく
速度・音量・ペダル・動作
②音域の締め方
・ソフトペダルで、低音域から高音域に、1オクターブ毎、音階とビート数を上げていく
→ 港を去り行く船の汽笛のようなイメージ
・ソフトペダルで、高音域から低音域に、1オクターブ毎、音階とビート数を下げていく
→ 終着駅で止まりつつある機関車のようなイメージ
→ 加減の締め方と音域の締め方を組み合わせると、フェード・アウト感が出る
→ アンサンブルでは、楽器毎で、合うやり方と合わないやり方があるから、工夫する
(3)後半グループの課題:ピアノとヴァイオリンのアンサンブルに適したアレンジは?
・ヴァイオリンがメロディー、ピアノがハーモニーを担うアレンジ
① ピアノは、ハーモニーを担うパートとペダルによるメロディーを担うパートを組み合わせる
② ピアノ・アレンジングの方法
上昇音・下降音・三連符・スタッカート
→ 前回に比べ、ピアノとヴァイオリンが補完しあう演奏
→ ピアノとヴァイオリンの音量変化が、乏しい
⇒ 曲調に合わせて、音量にも変化をつける
⇒ 音量に変化をつける為、脱力した演奏が必要
← 強音と弱音の差が大きい程、演奏表現の幅が広がる
(4)脱力した演奏
①姿勢
・「鎖骨-肩-腕-手-指」と一本に繋がっているので、これをずらした演奏は力む
⇒ 体の円環運動:体幹をずらさない演奏を意識する
・練習法:課題曲を1オクターブ上下させながら、体のフォームをずらさない様に演奏する
・改善法:運動、筋トレ、腰周りのストレッチ
②タッチ
・タッチが柔軟だと、ピアノのハンマーの力加減を調整できるので、音量表現の幅が広がる
⇒ スタッカート
・練習法:課題曲を全音、スタッカートで弾く
・改善法:両手でドアノブを回す動作を繰り返す
③演奏表現としての演奏動作
・ジャズ:演奏動作で、演奏曲を表現する → クラシック曲でも試してみては?
・演奏動作のある演奏の方が、無動作の演奏よりも難しい
① どういう動作をするか?
② 演奏よりも演奏動作に意識が向く
(5)次回のPidea課題:2月23日(日)・合同の部・10時30分開始
・「ふるさと」のアレンジを考える
① 曲の出だしと締めの意識したアレンジ
② 曲調に合わせて楽器の音量を変化させた演奏
・2声合唱、4声混唱で、歌う ← 音楽を通じて、体幹を鍛える
2013年12月23日
前半の部(筆記:寺本さん)
<伴奏のイメージ方法>
・富士山の写真を見ながら
・歌詞をもとに
・口笛を吹きながら
・手の形(左手の小指を起点として手を開き、人差し指にくる音がちょうどよい)
・特にイメージしていない
・2日前に聞いたJAZZのライブより
・好きな曲から引用
<アンサンブルに対しての想い、アンサンブル経験者の意見など>
・ヴァイオリンと合うか不安
・まず自分自身がちゃんと弾けるか不安
・強弱、抑揚の出し方が難しい
・メロディーによってどのような伴奏形が合うのか、考えられるようになりたい
・アンサンブルの最初にすることは?
→まず1回合わせて、その後修正していく
→連弾では最初にテンポを決めていた
・ヴァイオリンとのアンサンブルは、歌の伴奏に似ているのでは
間違えても止まれない、片手だけでも弾き続けることが大事
・ヴァイオリンの音を消さないよう、ピアノの音量は抑えた方がよい
・お互い、思っていることはどんどん言った方がよい
<山本先生より 学びのヒント>
・音楽の3要素 「メロディー、ハーモニー、リズム」
ヴァイオリン:メロディー
ピアノ :ハーモニー
リズムはともに
・音の3要素 「長さ、高さ、大きさ」
ヴァイオリン:長さ
ピアノ :高さ
大きさはともに
・打ち合わせはいらない、音楽を感じて合わせればよい
・ディスカッションするなら額縁の大きさについて
<アンサンブルを終えて ~ 曲の始め方について実験>
出だしのタイミングをうまく合わせるには? 以下の方法を実践。
① ピアノが手拍子
→感想:やりにくい
② ピアノが足踏み
→感想:結局ヴァイオリンを見てしまう
③ ピアノがかけ声
→感想:タイミングは合うが、場の雰囲気が壊れる
④ ピアノが指揮
→感想:タイミングは合うが、指揮に気をとられる
⑤ 二人でアイコンタクト
→感想:タイミングは合うが、神経を使う
⑥ ヴァイオリンがうなづく
→感想:タイミングは合うが、テンポが乱れた
⑦ ヴァイオリンの動きをピアノが感じ取る
→感想:タイミングは合う。動きが激しすぎなければ問題なさそう
繊細な曲で、手拍子で始めるのはおかしい。音の出ない方法が良いのでは。
逆に出だしがsfなら、大きな動きで入る方が良いのでは。
演奏者心理ではなく、聴衆者心理で考えるべき。入り方も一つのパフォーマンス。
曲によって入り方を変えられるよう、バリエーションを持とう。
<次回までの課題>
各自ソロの曲で、その曲に合った入り方を考える。
後半の部(筆記:濵口さん)
(1) 前半部のまとめ
・ピアノとヴァイオリンの違いをどう補うか → 演奏開始の合図は、何が良いか?
・ブレス・動き・足踏み・手拍子・指揮・アイコンタクト
→ 「やりやすさ・美しさ・場の雰囲気」が基準
Ex) 場を和ます時(老人会での演奏):手拍子で、会場の人々とリズムを合わせて開始
静粛な雰囲気(コンクール) :アイコンタクト・指揮
・では、終わり方は?:前半グループの課題
(2) 後半部:ピアノとヴァイオリンの美しい調和の探求
・音楽の三要素:メロディー(旋律)・ハーモニー(和声)・リズム
ピアノ:ハーモニー・リズム
ヴァイオリン:メロディ・リズム
ピアノとヴァイオリンは、
・メロディーとハーモニーで、互いに無いものを補い合う(補完的)
・リズムに関して、協調や独奏が可能(補完的・代替的)
・音の三要素:音の大きさ・音が響く長さ・音階の高低
ピアノ:高低・大きさ
ヴァイオリン:長さ・大きさ
ピアノとヴァイオリンは、
・高低と長さで、互いに無いものを補い合う(補完的)
・大きさに関して、協調や独奏が可能(補完的・代替的)
→ では、美しい音色は、具体的にどう演奏すればよいか?
(3) Aさんのピアノ演奏
・春の訪れの様
・小節の出だしに、演奏者の考えた和音の組み合わせ(C/F/G)を全音符で引く
→ マイナーコードを入れると、より面白味が出る ← 何故か?
印象:ピアノの和音が、ポンポンと響いて、ヴァイオリンと調和していない
・ピアノとヴァイオリンのリズムと音量の関係を探る
→ 波形で響くヴァイオリンの音色に対し、鯨の潮吹きの様に、突然、ピアノの大きな音が鳴り響くから
→ ヴァイオリンの音色の波の高さ(音の大きさ)に合わせた音の大きさで、ピアノを弾く
→ ピアノとヴァイオリンの音量が一致し、調和するので、美しく響く
・刻み:鯨の潮吹きの回数(ピアノの打音回数)で、ヴァイオリンとの違う調和が可能
→ 打音回数が少ない:緩やかの音の運び・リズムの印象が弱い
打音回数が多い :速やかな音の運び・リズムの印象が強い
→ 大きな音をピアノで出す代わりに、打音回数を減らす
小さな音をピアノで出す代わりに、打音回数を増やす
すると、
1) 互いの音の存在感を損ねることなく、リズム・音量による互いの調和が可能
2)ピアノとヴァイオリンの音量を合わせた状態で打音回数を変化させると、リズムの相違を生み出せる
3)ピアノの音量を小さくして、打音回数を増やすと、あまり変化を感じさせない演奏が可能
← ヴァイオリンの音量で、ピアノの打音回数が相殺されるから
(4)Bさんの演奏
・メロディーがハーモニーに隠れる透かしを見るかのような演奏
印象:ピアノの美しい音色とヴァイオリンが上手くかみ合っていない
・小節・イントロ・休符後で、ピアノとヴァイオリンを合わせる
・ピアノの響きとヴァイオリンの旋律が重なると美しいが、タイミングをずらすと更に美しい
→ 二重カノン化
・ピアノとヴァイオリンのメロディーとハーモニーの関係を探る
→ ピアノでペダルを使うと、鯨の潮吹きの音は、滑らかな波形になる
減衰的な音量:突然の大きな音が、徐々に小さくなり、近似的にヴァイオリンの波形に聞こえる
→ ヴァイオリンの旋律の波が下がる時=音量が小さくなる旋律の時、
ピアノはペダルを使って減衰音を響かせ、ヴァイオリンの旋律の波形に近づけていく
→ ピアノとヴァイオリンの旋律が、調和して聞こえて、美しい
・ピアノとヴァイオリンのメロディーとハーモニーの関係では、どちらがメインなのか?
→ どちらがメインとなるかに応じた演奏
1) ヴァイオリンがメイン
ヴァイオリンの旋律の波が上がる時=音量が大きくなる旋律の時、
ピアノは低音量を響かせ、ヴァイオリンの旋律の波形から遠ざけていく
2) ピアノがメイン
ヴァイオリンの旋律の波が下がる時=音量が小さくなる旋律の時、
ピアノはヴァイオリンより大きい音量をペダルで響かせ、ヴァイオリンの旋律波形から遠ざける
3)両方がメイン
ヴァイオリンの旋律の波が上がる時=音量が大きくなる旋律の時、
ピアノはヴァイオリンと同程度の音量をペダルで響かせ、ヴァイオリンの旋律の波形に近づける
指摘:ピアノとヴァイオリンの楽譜やメロディーを部分的に入れ替えた演奏をしてもいいのでは?
(4) Cさんの演奏
・田園風景を思わせるバッハ調の演奏
→ バッハ調なので、ティンバリで演奏すると美しく聞こえる ← 何故か?
(5) Dさんの演奏
・繊細で静かな演奏
・8小節曲に対し、コードの組は4つ(CCGG/FCGC/GCFC/CFGC)
→ 全24通りの組み合わせから、美しく聞こえる[CFGG/CCGC/FCGC/GCFC]を演奏
・下線部のみ、コードを変更
→ 小節途中は「G」、小節最後は「C」でまとめると綺麗に聞こえる ← 何故か?
→ 「F」は、愛習慣や抒情感を感じる音色
印象:ピアノの音量が大きく、ヴァイオリンの音色を相殺しているのでは?
・ピアノ伴奏とヴァイオリン協奏が美しく聞こえる奏法の発見法を探る
→ AさんとBさんの議論を踏まえて、美しく聞こえる奏法を探りながら数回演奏
→ 作風 = 演奏の結果
・こうすると、美しく聞こえる。でも、これは駄目。どうすればよいか?の試行錯誤の迷路へ
→ 良し悪しの判断ではない = 演奏の原因
・作風は、夫婦みたいなもの:互いの意思疎通 = 3回の通し演奏
1) 腹の探り合い:ピアノとヴァイオリンのイントロを互いに意識した
2) 相手に合わせて、演奏を相互に変化:ピアノとヴァイオリンの盛り上げ方が相互に変化
3) 阿吽の呼吸で演奏:ヴァイオリンがメロディーを奏で、ピアノが静かで繊細な演奏
→ 演奏者の作風へ
・演奏の原因を演奏者が解決しながら、納得できた演奏が演奏の結果
→ 演奏しやすいアンサンブルとは?
・演奏者の技術不足なら、演奏技術の差
・演奏者の意思疎通
演奏を重ねると、お互いが目指すべき方向性が明らかになる
意思疎通がなければ、目指すべき方向が不明確で表現力が損なわれる
楽器の相違より、演奏者の意思疎通をよく考えること
→ 演奏のイメージは、どのように作り上げるのか?
1) 各人の具体的イメージを、意思疎通を図った演奏で、全体の具体的イメージに統合
2) 全体の具体的イメージから、各自、抽象的イメージを模索する
3) 各人の抽象的イメージを、意思疎通を図った演奏で、全体の抽象的イメージに統合
→ 過去の演奏のイメージに縛られる必要は無い。その時のイメージを大事にする
→ 過去のイメージに縛られると、マンネリ化した演奏に
(6)秘密特訓
・ピアノの秘密特訓:全階音・トリル・アルペジオは、ヴァイオリンでは当たり前 → 調に慣れる為
← ヴァイオリンの基礎練習で、ピアノに生かせそうな基礎練習はないのか?
・アルペジオが、3音(ラドミ)のまとまりでなく、一音一音、ばらばら(ラ/ド/ミ)に聞こえる
→ 言葉のアクセントが異なり、同じ言葉が違う言葉に聞こえる状態に類似
Ex) ほんまかいな:正)ほんまかいな 誤)ほんま/かいな → 「本かいな」に聞こえる
(6)次回2014年1月26日(日)Pideaの課題
課題:色々なメロディー・伴奏を作る
合同Pideaにおいて、
1) 色々なペアで、色々な曲を3回通して演奏し、意思疎通を図る
2) 演奏時のイメージの種類を増やしていく
を行い、ピアノ・ヴァイオリンのアンサンブルにおける美しい曲とその奏法を探る
(6) 学術的考究
・参考文献
フィリップ・ボール著 夏目 大著 (2011) 『音楽の科学 音楽の何に魅せられるのか?』
・「音色」とは何か?はっきりしたことは、未だ未解明
・学者の見解
[1]音楽学者ジョン・グレイ
音程と音量が同じ音色が、違う音色に聞こえる時、音色の3要素に違いがある
音色の3要素
1)音の明るさ:高次の倍音の強さ
2)アタック :音の立ち上がりの速さ ← 鯨の潮吹き
3)音量の経時間的変化:音がどのくらい持続するか、どのように減衰するか ← 波形
→ 楽器毎に、1)~3)は違うだろう。なので、楽器の特性に応じて、作曲・演奏を変えるとよい
→ オーケストラの配置は、音色の3要素に適った配置なのだろう
[2]音楽心理学者ジェラルド・バルザーノ
1)音色を「物質的」に捉え、物理的プロセスを音色として認知
→ 楽器ごとの音の出し方の相違が、音色に反映
2)演奏者の奏法が音色に反映
→ 優しいタッチでピアノを打音する演奏は、繊細な音色に聞こえる
・音色を、音程と同じように扱う試み
→ 一つのメロディーをいくつかに分割し、それぞれの部分を違う楽器で演奏する手法
[3]シェーン・ベルク、アントン・ヴェーベルンによる「音色旋律」
・ピアノ独奏バッハ「リチェルカーレ」をテーマ毎に分割し、個々の部分を別々の楽器で演奏する
オーケストラ編曲にすると、
バッハ原曲 :複数のパート演奏が複雑に絡み合っている印象
→ ピアノ一色で濃淡のみ:水墨画
アントン編曲:繊細な色合いの点描画の印象
→ 個々の楽器の相違が、色の相違みたい:点描画
→ ピアノ2台で作曲されたホルスト「組曲 惑星」のオーケストラ編曲も同じ手法ではないだろうか?
→ ピアノ版とオーケストラ版で、音色の印象はどれほど違うのだろうか?
・ホケット:13世紀頃からある、メロディーを細分化し、次々に楽器を変えて演奏する技法
→ シェーン・ベルグらの「音色旋律」は、古典的「ホケット」を発展させたもの
・ベートーヴェン後期の弦楽四重奏曲の数曲で使用例 ← どの曲か?
・音色が音楽表現の一要素と認知されたのは20世紀からという意見
バロック・古典派時代:作曲家のスタイルは、メロディーとリズム
ドビュッシュー以降 :音色の使用
→ 音色の違いが、作曲家のスタイルの特徴になる
ストラヴィンスキー:ミュートしたトランペット・強く吹いたクラリネットの鋭い音
マーラー :男性的で重厚な音色
(7) 総括
・今回のPideaの議論は、学術的見解の類似性から、本質的な部分を突いていた
・音楽の三要素・音の三要素のそれぞれの内容やその関係を更に議論すると有益だろう
・音楽に対する科学的追求は未発達なので、音楽愛好者の議論は音楽の本質を部分的につく可能性がある。なので、参加者が思い思いの議論を行い、後程、専門書や学術論文等で裏付けを取ってまとめて行けば、音楽学の研究と言えると個人的に思う。
2013年11月24日
司会、筆記係(濱口さん、満田さん)
「問題提起」
演奏面
・メロディーと併奏のバランスを保った奏法と練習方法
・表現力を高めるペダルの使用法と練習方法
・力まず、脱力した奏法と練習方法
・緊張により力み、イメージより速く弾いてしまう状況の回避方法
作曲面
・イントロとサビの構成は、クラシックではどうしているか?
「工夫や試み」
・IMSLP ぺトルッチ楽譜ライブラリーでオリジナル楽譜を入手し、手書きで記譜する
→ 出版社の独自解釈で、オリジナル楽譜が改変されるケースがある
→ 譜読みにつながる
→ 見やすい
・時計が無い時代があるので物理的な時間感覚ではなく、曲のイメージに沿った時間感覚で演奏
・暗譜演奏をし、暗譜後は目を閉じて瞑想演奏
→ 楽譜と運指を目で追う必要が無くなり、運指と楽想に専念できる
→ 一通り演奏できる時、初見楽譜の演奏に近い状況に立ち戻れ、練習量が増える
(3)参加者が演奏時に意識した内容
・自分が演奏できる速度にあわせて演奏
・演奏ミスをしても、立ち止まらず、声を上げずに演奏を続ける
(4)山本先生のアドバイス
・退屈と緊張が感動を生む ← 緊張と緩和
・退屈な演奏とは、何も考えず、感じず、ただ、楽譜通りに弾くだけ ← 逆が緊張ある演奏
・曲の中で、退屈を生む箇所と緊張と生む箇所を自分で区切り、緊張と緩和をつけた演奏
Ex) ショパン・革命のエチュード
全ての音符を楽譜通りに弾くと、騒々しく聴こえる。美しく響くアクセントの置き所は何処?
「グループ別練習」
Aグループ
内容
・自分の曲の調性の音階とアルペジオを練習する
目的
・鍵盤の位置を目視でなく、身体感覚で把握
・課題曲の譜読みを早くする
効果
・次音の鍵盤位置と課題曲の次音が予測可能になった!
・ミスタッチが減り、課題曲の練習時間カバーできるようになった!
改善点
・音階とアルペジオで自分の弾きやすいフォームを見つける
Bグループ
内容
・一分間、ソ・ファを左右4・5の指で、なるべく速く・力強く・一定に弾く
目的
・トリルを演奏が滑らかに演奏する
・演奏上困難とされる4・5の指の動きを賢くする
効果
・音が抜けにくくなった!
改善点
・エスケープレベルまで、他の指を押し込んだ状態で、以下のパターンで二指を交互に連打
(抑える指/弾く指)
125/34 , 145/23 , 345/12 , 234/15 , 235/14 , 245/13
「ピアノとヴァイオリンとのアンサンブル」
内容
・技術面でなく、音楽面で学びあう
→ どのような演奏により、二つの楽器は美しい音色を響かせるか
→ ピアノとヴァイオリンで、耳元に音が届くスピードが異なる
次回Pideaでの実践
・C/F/Gコードのみで、各自に工夫した演奏で、富士山をアンサンブル
・使用コード組:CCGG/CFGC/GCFC/FCGC
(参加者の技術差をカバーしていて、即興演奏も可能で負担なし)
・美しいアンサンブルに必要なものを探る
③作曲者の楽想でなく、自身の楽想をどう構想し、どう演奏に反映させるか
・禅語:無法は茶に在らず、有法も茶に在らず
← ルールを無視するのも、ルールに縛られるのも、茶道でない
・自然や日常生活で感じ取ったものを反映する
・作曲者が当時置かれていた状況を自分に当てはめて想像
・生老病死(四苦):この既知・未知で演奏が180度変化
①作曲家の四苦を、自身の人生経験の四苦に投影
②自分の感情を、自由に音で表現する ex)怒り:強く弾く、悲しみ:弱く弾く
③思うが侭に、課題曲を、自由に演奏
即ち ⇒ 楽譜遵守の演奏
→ 自身のイメージにあわせ、様々な演奏を試行錯誤(表現の幅を拡大)
→ 自身の楽想と楽譜の楽想を調和させる
(6)司会の指摘
・秘密特訓では毎日練習したかではなく、どの位の頻度で練習したか正直に発言する方が重要では?
← 練習頻度にバラつきが無ければ、練習方法の有効性を判定できない
・今回は、練習頻度に適度なバラつきがあり、望ましい
⇒ 練習頻度のバラつきを保ちながら、秘密特訓の有効性を判定する仕組みを考案する必要あり
2013年10月20日
(問題提起)
・練習中の曲の速度を上げてゆくためにはどのような方法が良いだろうか?(未解決)
・楽譜には出版社が数多くあるが、どの版がよいのだろうか?(未解決)
・演奏中、どうしても力が入ってしまう。どうしたらもっと楽に弾けるだろうか?(Bグループで試み中)
・楽譜を読むのが遅い。どんな工夫でもっと譜読みが早くなるだろうか?(Aグループで試み中)
・tr(トリル)を美しく演奏するには?(解決済)
(工夫や試み、発見)
・電子ピアノ、一部のアップライトピアノでは譜面台の高さがグランドピアノとは異なる。
なので実際のグランドピアノでの譜面台の位置を想定し、高さを上げて練習したら格段にグランドピアノでの演奏に違和感がなくなった。(発見)
・発想表示の意味を辞書で調べてみると、意外にも自分の思っていた意味と違うことが多くあった。
(例:vivoー生きている、英語でLife。つまり速度が「速い」という意味ではなかった。)(発見)
・tr(トリル)はそもそも同一音間の連打なので大きな音で演奏する必要はない。なので、tr(トリル)は弱く弾くことで本来の装飾的役割が生かされる。trを見たらpp(ピアニシモ)と思おう(発見)