大人も子どもも楽しむピアノ教室、Pianopian ♫ぴあのぴあん♫へようこそ

世界の銘器「ベーゼンドルファー」

　世界三大ピアノの一つ「ベーゼンドルファー」、
なぜこのピアノが世界で認められる銘器なのかということには理由があります。
　その理由を知るためには、まず芸術とは何なのかを説明する前置きが必要になります。
　一般的に作曲家や建築家など、創作者を芸術家と呼ぶことがありますが、そもそも芸術家という職業はありません。
作曲家は作曲家、建築家は建築家です。ではいったい何をさして芸術と呼ぶのでしょうか？

　一つの作品の演奏には、まずその曲を生み出す作曲家、そしてそれを演奏する演奏家、そして演奏者の扱う楽器を作る職人の三者が必要になります。
　この三者の共同作業によって生み出された感動を人は芸術的と感じているわけです。
　したがって、一人で全てを成すわけではない限り、芸術家とは呼ばないわけです。

　では楽器職人は誰のために楽器を作るのでしょうか？
楽器を扱うのは当然演奏家ですから、演奏家の意見に耳を傾けるべきだろうと思われるところですが、もしも、演奏家のみの意見ばかりを聞き入れて楽器を作れば、作曲家が本来求めていた音色や速度とは時代とともにどんどんかけ離れて行ってしまうことになります。
　そうなってしまっては、せっかくの名曲も単にスピーディーに、より安易にテクニカルに表現できてしまうことになり、演奏家によって大きく変わってしまうことになります。

　ベーゼンドルファーはこうした演奏家好みのニーズに応える時代に流されることなく、創業約200年の歴史から守り続けてきた本来の音色そのものを変えることなく、作曲家の持つ音のイメージを現代まで伝え続けてきました。
　そのため、人によっては扱いにくく感じることもあったりしますが、それは楽器が演奏者に寄せていないことと、奏者が楽器の扱い方に未熟なことの二つの理由からです。

　正しい演奏を学ぶためには正しい楽器が必要です。楽器の扱いが難しく感じるようでしたら、そのことこそが学ぶべき重要なポイントとなるでしょう。
　その楽器が世界の銘器とよばれるベーゼンドルファーだとなおさらの事です。

　正しいピアノ演奏法を知ってもらおう、この想いを伝えるべく、使用楽器を、扱いやすかったレッスン用グランドピアノからベーゼンドルファーへと変更しました。
　正しい演奏法は必ず摂理と一致しますから、ピアノを学ばれる方には少しでも本物のピアノに触れ、その学ぶことの深さに感動を覚えて頂けたらと願います。

約半年かけて一人20分から30分ほどの作品、プログラムを仕上げ、そしてコンサートを開くことができました。いつの間にか演奏される作品のレベルもハイレベルになってこられて嬉しいです。

→詳細を見る

今後もどんどん企画を発表、更新していきます。
お楽しみに♫

→